パワハラを防ぐ鍵

② 事業主の方針


指針で示されている措置の中からいくつか取り上げます。

まず、「ハラスメントの内容、方針等の明確化」。

就業規則に定めたり、社内文書に記載する。

ポスターを作成する。

社内ホームページに掲載する。

いろんな方法があります。

そして、何よりも、事業主が直接従業員に語りかけること。

これが最も効果があると考えています。

しかし、そこまでしている企業は少ないように感じます。

事業主の方針を打ち出し、浸透させるために大切なこと。

それは「隗より始めよ」ではないでしょうか。

役員・経営幹部の皆様から理解と関心を深めていただく。

従業員には相談窓口の活用を促してほしいと思います。

相談があれば職場環境を改善するチャンスと捉えていく。

そのような組織風土がパワハラを防ぐ土台になります。


西村 嘉之

代表  特定社労士・行政書士・CCO・FP

西村 嘉之

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